2012年2月10日金曜日

おとなの目、社会の目

おはようございます。
今日の宮崎市はちょっと気分の上がらない曇り空です。
が、週末を迎えます!
顔を上げて「顔晴り(がんばり)」ましょう♪


今日は子育て中のストレスについてちょっと私の考えるところをかいてみたいと思います。


『少子化』・・・叫ばれて久しい単語です。
確かに子どもの数、減ってきていますよね。
私は最後のベビーブームの後の世代、昭和50年代生まれですので、
少子化の始まりの年代ではないでしょうか。

それでも、通っていた小学校は4クラス×6学年で1,000人近い児童数でした。
最近母校の児童数を目にする機会があったのですが、
既に500人を切っていてまさに半分になっていたのです。

もちろん、住宅地の郊外化などもあって
単純に地域全体の子どもが減っている!という乱暴なことは言えませんが、

「昔から住んでいる人たちが多い」=「子育て世代が少ない」=「子どもが少ない」

というのが現実ですよね。

そこで、この状態をもう少し突っ込んでみてみましょう。

「昔から住んでいる人たちが多い」・・・つまり、「おとなが多い」んです。
ということは必然的に
「子どもは目立つ」
「子育て世帯も目立つ」
ということです。

情報化社会であるために、
身近なところで「噂」や「あいまいな評価基準」を使って人間を簡単に比較してしまう。
そんな環境が当たり前になってしまいました。

これは、隣近所との交流が希薄になってしまったことや地域の力が弱くなったことと
非常に強く関係している要因であると思います。

「噂」や「評価」の標的になるくらいなら、お付き合いしたくない、知られたくないというのは
自然な感情であり行動であると思います。

自分以外の誰かを褒めたり自信付けたりすることは、
この国においてはあまり大っぴらにすることではなく、どちらかといえば慎む?行動です。
「出るくいは打たれる」のが当たり前であるために、
「天狗になる」といけないという思いやりからきているのかもしれません。

つまり、「噂」も「評価」も良くないほうや悪いほうが先に立ってしまうので、
それを恐れてきっかけになるような種を蒔かないように苦慮することになるのです。

あるかどうかも分からない他人の目(おとなの目・社会の目)にびくびくして、
「赤ちゃんが泣いていると虐待していると思われないかしら」
「子どもがいたずらをすると思われないかしら」
「しつけもできないと思われないかしら」
「今時の若い者は・・・とか言われないかしら」
と思い込んで、窓も玄関も締め切って、気配を消すかのように生活するのは
ものすごく苦しくてありえないようなストレスです!!


上の例は割りと極端な感情かもしれませんが、
それに近いもの、感じていませんか?


今現在、子育てをしている世代というのは、
社会的規範やモラルはもちろん、
これからは競争化社会だとか、少しでも人より抜きん出ることがいいような
風潮の中で育ってきた世代だと思います。
既に子どもの数が減ってきていたために、
一人当たりに向けられる期待や理想像のようなものも大きかったと思われます。


何が言いたいかというと、
自身が育ってきた中で受けてきたストレスと、
たった今子育てしている環境から受けるストレスとで
かなりの割合で疲れてしまっているのではないかということです。


「おとなの目、社会の目」と表現してみましたが、
これが当たり前となる過程を経て育ってきた世代ですから、
同世代の人も同じ目を持っているような感覚に陥っているとも思えます。


みんな頑張っている。
やれることをやっている。
足りないところは手伝いたい。
困っていたら話を聞いてあげたい。


こんな思いだって、そこかしこにあるものなんです。
でも、悪いほうが先に立つんです。
「もしもこうなったらどうしよう」
「こうなったら嫌だから回避しよう」
これは当然です。


でも、こればかりじゃいけないというのも薄々感じています。
何故かというと、
私たちが育てている子どもたちに受け継がなければいけないから。
これから自分の力で生きていけるように育てていかなくてはいけないから。



このブログを書いている私は、
大学で心理・教育・しょうがい者教育について学んでいたことがあります。
これらを専門にする人間はどうあるべきかをいつも考えていました。
・・・現場は、他人の話を聞くことができない人ばかりです。
人の話が聞けないのに心理学の専門家だなんてちゃんちゃらおかしな話です。
人の話を聞こうとしないのに、カウンセラーだの教師だの言ってられるか!
と毎日毎日葛藤していたために心を壊しました。
ゼロからどころかマイナスの状態に自分を置いてしまいました。
それで余計に人と人との関わりについて考えるようになりました。

誰かの話を聞ける人間になりたいんですが、
実のところ自分も子育てでいっぱいいっぱいだったりもします(笑)。
だからこそ共感できます。
一緒に頑張ろうと思えます。
話を聞きたいと思います。
自分も話をしたいと思います。

話をすること、完璧にやろうとおもわないこと、
困ったら誰かに助けてもらうこと、
自分でやった方が後のためになることを経験談からひろいだすこと・・・。

これは絶対に子育てしている人には不可欠です!
ホルモンの変化などで体そのものだって無理しているのです。
心まで独りだけで頑張ることなんて無理です。




「子育て中でも子ども連れでも、暖かい場所でゆったりとご飯を食べられたら・・・」

コミュニティカフェ茶の間を始めるにあたって、
自宅をカフェとして開放したオーナーの一番の思いです。
ここから始まったといえます。


長々と申し訳ない文章になってきました。。。


つまりは、
「おしゃべりしに来ませんか?」
ってことなんですが。。。

きっかけとしてのカフェであり、
てしごとの講座であり、
ハンドメイド雑貨の販売であるのです。
情報の共有のために「親子でIssho手帳」や
フリーマガジンIsshoを始めたというわけです。



スタッフもみんな小さな子どもを子育てしています。
営業もまちまちでご迷惑をおかけしています。
それでも何かをせずにはいられないメンバーで運営しています。

お問合せお待ちしています。

悩みや話したいことの相談でもいいですよ(^-^)☆




あ、次回は手抜き息抜きのコツみたいなお話にしたいと思います。
勝手に名付けた
「50・50の会」
SNS連動とかおもしろいかなと思っています・・・。



おもやスタッフ shiho





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